
ファスナー情報(一覧)
はじめてのレザークラフトでファスナーに関する事がわかりにくかったのでまとめました。ファスナー自体の選び方から技術面までイロイロあるので難しいです。
- ファスナー製造メーカー
- エレメントの種類
- エレメントのサイズ
- エンドの形状
- スライダーの種類
- テープの色
- テープの幅
- ファスナーの長さ
記載内容の正確さを心がけていますが不正確な場合も考えられます。加筆修正削除要請等がありましたら連絡フォームから是非教えてください。
ファスナーについて
このページではレザークラフトによくあうエレメント部分が金属の丈夫で長持ちする金属ファスナーを紹介しています。
手芸屋さんでは玉付きファスナーが販売されていますが、レザークラフト関係のお店ではシンプルでしっかりした感じのスタンダードタイプのファスナー(クラフト社・YKK)もあります。
加えて高級ファスナーのエクセラファスナも魅力的ですよね♪
■ 種類





■ サイズ
ファスナーサイズは3号4号5号8号とかで大きさがわかるようになっています。
数が多いほうがエレメントが大きくなり、あわせてテープ幅も大きくなります。
注意としてファスナーの種類やテープ幅は幅広タイプなどの違いもあり混同しがちです。
■ 長さ
決められた基本寸法モノからメートル単位の切り売り品もあります。
短く長さ調整する事は可能です。
■ 色
テープの色、エレメント部分の色を選べます。
好みや作品に合わせて選びましょう
金色、メタル、アンティークが多い
色のついているエレメントは使用していると色が剥がれてくるので注意
■ テープ部分
色の違いのほか、モノによってはテープ部分の幅が標準と幅広タイプがあります。
ラウンドファスナーの外側など作品によっては幅広タイプの方を使った方が容量が大きくなるメリットがあるので検討しましょう。
↓スタンダード5号標準タイプ
↓スタンダード5号幅広タイプ
■ ファスナー寸法の一覧
※数字は実測のモノもあります。購入前、使用前に必ず購入先などで寸法の最終確認をお願いします。
ファスナーテクニックなど
■ 糊しろ部分の計算
ファスナーのテープ部分の糊しろ(ボンドを塗る部分)の計算
①使用するファスナーの全幅
②ファスナーを見せる幅
この2つが決まれば ③革に張り付ける幅が決まります。
③革に張り付ける幅(片側)を求める式は下記になります。
※片面の糊しろを求める為に割る2をしています。
注意として③革に張り付ける幅(片側)が 縁から縫い穴(ライン)までの距離よりも絶対に大きくする必要があります。
もし小さいと ファスナーと革との張り合わせ部分が小さくなり、ファスナーのテープ部分に縫い穴をあけらる事ができず作品を仕上げる事ができません。
対策としては①使用するファスナーの全幅を幅広タイプや号数を上げるか、②ファスナーを見せる幅を小さくするかになると思います。
■ たわみなく取り付ける
貼り付けライン(糊しろ)部分が歪んでいて その部分を目印にファスナーを張り付けると 当然たわんでしまいます。
もし まっすぐラインを引いて その通り張り付けても 変な力をファスナー(テープ部分)に加えて張り付けた場合 その部分を中心にテープが伸びてたわんでしまいます。
また しわになるのが嫌でピンと張ると他の個所にひずみが生じてしまう事もよくあります
ファスナーを上手に貼るには優しく力をかけず正確にのりしろを作り張り付ける練習が大切になります。
■ ファスナー取り付け治具について
個人的な考えです。
ファスナー取り付け治具は同じ作品をたくさん作る段階であればあった方がいいと思います。ファスナーの長さや号数が異なる&イロイロな作品を作る段階であれば専用の治具は必要なく練習してファスナー取り付けになれるといいと考えています。
またファスナー治具自体の精度や材質を考えると長い目でみるとそれなりのお金がかかってきます。
いきなりは上手になりません。一番最初は下手でも数回こなせば上手になってきます。
専用の治具は作品の大きさやファスナーの長さが決まってくるので自由
■ファスナー取り付けの治具の種類
直線用…3mmとかの角材や金属平板を流用できます。
コーナー部分用…MDFや硬めのスポンジで自作できます。レーザー加工機で作成も可能。R部分を上手に作れるかが大事です。※長く使えるモノを作るのは難易度高め
またファスナーのエレメント部分の逃げを作る必要もあります。
ファスナー取り付けのボンドと両面テープ
ファスナーと革を縫い合わせる前に使用するボンドと両面テープについてです。
皆さんはどちらを使用されていますか?ボンドと両面テープどちらも長短所があると思いますが私はボンドで取り付ける派です。
安物の両面テープだと縫製時にずれたり、外れたり、針の通しが悪くなってしまってから使ってません。強すぎると修正効かない位強いし 値段も高いし。。
ボンドだとしっかりくっつくので菊寄せ部分も成功しても失敗しても自分の実力だと納得できます。コストも両面テープに比べれば安いと思います。
ボンドは再張り合わせ可能なゴムのリか外れにくいクリアボンドを使うか迷うところです。
どちらにしても均一に薄くボンドを塗ることが大切です。