無駄金
これは便利?と思わせぶりのツールNo1?!
購入した製品が悪かったのか、使いこなせなかったのか、大切な作品作りには1度も使用できませんでした。もったいないんですが、テストで使っただけです。
結局 他の方に譲ってしまいました。
テストで遊ぶなら動きが楽しい道具なんですが 正確に精度よくしようと思うと 穴の精度、ピッチ間隔、使い勝手・刃の手入れが悪いことに加えて 縫い目もイマイチでいいとこ無しだなぁと思いました。私は今後も使用する予定無しです。
その後 もっと高い菱目パンチを購入すればよかったのかとも一時期思いましたが、プロやセミプロさんでこの菱目パンチを使っているよ♪という人を見かけたことがない事に気づき 取り扱いの難しい製品だなぁと思うようになりました。
私が知らないだけなら申し訳ありません。。。
打痕音といえば菱目打ちの音
レザークラフトを楽しむのに避けて通れないのが、音がでる作業・・・集合住宅や家族構成によっては死活問題です。
特に菱目打ちで穴をあける時の打痕音が
とにかくうるさい・・・
実際私もこの問題に悩まされましたが、今では「ある方法」を使って解決しています。ここでは「ある方法」と解決に至るまでの経験を活かし ① 騒音と振動の軽減化と② 無音化対策に必要な道具を紹介しています。
実際には皆さまの環境にあわせる必要はあると思いますが 「叩く道具」と「土台部分」について少しでもレザークラフトライフにお役にたてられれば幸いです。
個人の感想ですが、音を気にしていると良い作品ができにくいような気がします。焦っちゃうんですかね・・・
▼イロイロ実践した静音対策
がっしりした机、少々の事ではびくともしない机のようながっしりとした土台の上で作業するのが基本です。
不安定、薄い机だと叩いた衝撃が机にも伝わり音も振動も増大する。響く(共振?)
特に机の中央部分は構造的に弱い部分なので打撃する場所には適さない。
流用可
普通のゴム板よりも硬めのレザークラフト専用のゴム板
ハンマーを使う時の衝撃と音を吸収させる必需品。
菱目打ちで利用しやすく綺麗に穴あけできるようになっています。
このゴム板の下にイロイロ敷いて消音・振動対策するのが基本です。。
流用可
カービングはしないんですが静音対策で大理石を利用。ゴム板の下に利用。
ホームセンターなどにも イロイロな石がありますが違いはわかりません。
穴があく瞬間 下が柔らかいモノだとハンマーで叩いた瞬間 革がたわみ、まっすぐ穴をあけているつもりでも表面と裏面にずれが生じる時がある為、縫い目が汚くなる場合があります。
流用可
打撃音を低減させる役割で利用。
一番下 ゴム板、大理石の下にひきます。
分厚いモノほど吸音力はあると思いますが 柔らかすぎると斜めになるので注意。
代用品は毛布や敷きマットでも可能?!
大きな毛布・敷きマットなどの上に大理石、ゴム板を敷いて利用
太ももの上ですると 更に消音・振動対策につながります。
自分の環境に合わせた工夫やテクニックが必要。
流用可
防振ゴムを敷く
ジョイント防振マットを敷く
梱包材のプチプチを敷く
すべり止めのマットを敷く
硬くて分厚い木材
・ケヤキの木を敷く
・ブラッドウッドの木を敷く→フェニックス
値段もそれなりですが重たく硬く分厚く効きそう♪線路の枕木として使われるような木材です。
※太い将棋盤や碁盤でも代用できる?ヤフオクの中古に注目
木の切り株
・数十kgありそうな切り株を使っての対策♪
定番の工具のひとつ。菱目打ちを叩く時と、縫い終わった糸目をつぶして落ちつかせる用途にも用いられます。
手首の負担と効率を考えると軽くても重くても悩むところなので 実際に持って軽く打ちやすい事を確認したい道具のひとつです。
打撃面がまるい軽い力でインパクトできるモノもあります。
静音性の高い工具のひとつで叩く部分の素材が打撃音を小さくしてくれます。。
ただ伝わる力もその分減るんです。。。本当は一撃必殺で穴をあけたいですが。。
叩く部分の硬い樹脂の素材が打撃音を小さくしてくれます。
叩く部分の素材が打撃音を小さくしてくれます。
バリーキング(Barry King)のラウンドモールが有名ですが1万円位と高額
形状だけでなくヘッドの重さ違いがあり打撃力が違います。
いつか使ってみたい道具のひとつです。
打撃面は樹脂ですが 打撃力UP,消音力UPさせる工夫が内部構造にあります。
構造を考えれば他のハンマーよりも高くなるのは分かりますが、購入するのには勇気がいるのでまだ購入できていません。
無駄金
高級品なら結果は変わったのでしょうか?あるメーカー品を購入しました。
刃の形状が線状で菱目打ちよりも刃の入りがよく 少ない打撃で穴をあけることができるかな?と期待していました。
結果 もちろん菱目打ちよりも小さめになったかな?と思いましたが メインの縫い穴あけには使用していません。
菱目打ちとは違って刃の手入れがしやすそうですし、縫い目がカッコイイですよね♪
このヨーロッパ目打ちで軽く目印(場所と角度)をつけ錐(菱目・ヨーロッパ目)で穴あけする方法はおススメです♪
市販品ではハンドプレス、手動プレスといわれるモノです。
①市販品の購入。
②ドリルスタンドを改造する方法。
③ドリルチャック改造・木製台作成
以上の3パターンがありますが、私は③の方法で菱目打ちマシンを手作りして静音化に挑みました。
苦労した末 4000円位で作れ 菱目を穴あけする事ができ一定の満足感には達しました。
ただ 作業効率とあけた穴の品質、菱目打ちの刃の手入れなど気にするようになりました。
その結果、静音菱目打ちマシンとしてでなく別の用途で利用するようになりました。
菱錐を使って叩く工程をなくす事により打痕音をなくします。これが菱目打ちの打痕音をなくす1番の方法です♪
1つ1つ穴をあけるのが手間に思えるんですが意外とそうでもないですよ♪また目打ちよりもきれいな穴をあける事ができるのでプロアマ問わず好まれています。
ちなみにエルメスの職人さんもこんな感じで穴あけしているようです。だから私も菱目打ちマシンの代わりにカッコつけて菱錐を使って穴をあけるようになりました。(当時の流れはこちらで説明中)
実際に使ってみたら菱目打ちマシンよりも使い勝手よく、縫い穴もきれいなので今も好んでこの手法で作品を作っています。小物なら簡単簡単♪
たった1本で菱目打ちの代わり以上の働きをしてくれるのには感動ものです。もちろん静かに作業ができるので満足しています♪
レザークラフトの道具って増えがちですが、錐の場合は数本そろえるだけでつぶしが利くのがうれしいです♪菱目打ちなら何本も揃えないと(お金)いけないので。。
菱錐の簡単な使い方ですが、縫い穴位置をディバイダー、菱目打ちでマーキングし錐で穴をあけていく方法と、型紙自体に縫い穴位置を作っておき その位置に丸錐などで目印をつくり、錐で穴をあけていく方法があります。どちらも好みや作品に合わせて下さい。
もちろん短所も存在しますが長所>>>>>短所のような感じです。