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静かにレザークラフト

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タンニン鞣しとクロム鞣し比較

個人レザークラフターにはタンニンなめしが人気?

世の中の流通量はクロム鞣しでできた革製品がほとんどです。
タンニン鞣し2割、クロム鞣し8割と聞いた事もあります。
ただこのタンニン鞣しはレザークラフトをされる方や愛好家には絶大な人気があります。
ここではその魅力に迫り、垣間見る為にタンニン鞣しとクロム鞣しの比較表を作成してみました。

もちろん、革の種類や品質ランク、タンナーさんなどの違いなどにより、同じタンニンなめし、クロムなめしでも品質や状態は変わりますので、下記は一般的な知識として頂ければと思います。
ここでは紹介していませんが、タンニン鞣しとクロム鞣しのコンビ鞣しとかもありますからね♪
また最新のコンビ鞣しはクロム鞣ししているけど、タンニン鞣しの特徴があったり奥深い世界です。
※鞣しの種類と革の表面加工の種類と混合しないようにしてください。 よく耳にするタンナーさんの一覧

タンニンとクロムなめし

項目 植物タンニンなめし クロムなめし
概要 古代、古くから利用されている技術
近年、実用化された比較的新しい技術
利用薬品 植物から抽出したタンニン成分 塩基性硫酸クロム塩という金属系の化学薬品
製造時間 非常に手間と時間がかかる 短期間で仕上げられる
コスト 手間と時間がかかる分高い 大量生産に向いている
品質 タンニン鞣しならではの特徴  
特徴 伸縮しにくい固めで丈夫で重厚感ある仕上がり。可塑性がある。色の変化や艶など味わいのある経年変化を楽しめる。革の匂いも好まれます。 伸縮性が良く薄くても丈夫で比較的軽い柔軟性、保存性、耐久性、耐熱性も高い
衣服や工業製品まで幅広い用途に使用される。
イメージ 大量生産に向いていない。
昔からの生産方法。手間暇が掛かるので値段が高い
大量生産に向いている。国内に流通している革で本革と言えば、ほとんどがクロム鞣し
経年変化の特徴 経年変化しやすい
艶・変色が多い
※顔料塗装していたら無し
経年変化しにくい
艶・変色もしにくい。=丈夫?!
コバの特徴 コバ磨き可能
タンニン鞣しの魅力
コバ磨き不可
顔料塗料の塗布やヘリ返し手法で対応
ヘリおとし しやすい 柔らかいので難しい
イメージ 生成りの肌色の状態 種類が多くカラフル
イメージ 比較的重量感のある 薄く軽く柔らかくてファッショナブル
ケア 定期的なメンテナンス 丈夫なので本格的な手入れは不要
イメージ 繊維の密度が高く固い傾向にあり、型崩れしにくく丈夫で重いことが多い 元々の発色が良くて、軽いという特徴があります。また、粘りっこく柔らかな感触を持ち合わせており、雨や火にも比較的強い
流通量 2割?
いい革は高くなってきました。
8割?
品質として優れているし、安く大量に鞣す事ができる
有名処 栃木レザー たくさんあります。
あのエルメスも〇〇と聞きました。
FUN レザークラフター 一般人
   

柔らかいので、穴あけ、コバ処理など難しい?

製造方法 自然に優しい製造方法。 近年排水処理、廃棄焼却時などの環境問題から見直され始めています。
主な製品 経年変化しやすい エルメスとかヴヴィトンも採用


参考
タンニンとクロムの経年変化について - 日本経年変化協会

作品イメージ

平面→曲線→立体作品に挑戦!!

よくある疑問

レザークラフトを日々勉強中


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